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2015年2月1日日曜日
難波宮と大化の改新Ⅱ
募集終了
大阪市立大学と大阪市博物館協会は、平成23年3月に知的・人的資源の交流や歴史・文化資源の活用などの事業を相互に協力して実施する包括連携協定を締結しました。包括連携協定企画の一つとして、このたびシンポジウム「難波宮と大化改新Ⅱ」を開催いたします。
難波宮跡発掘調査は、昭和29年(1954)に故 山根徳太郎が大阪市立大学を退官後に開始し、その後は大阪市、大阪文化財研究所へと受け継がれました。難波宮跡の解明が進むとともに遺跡は史跡公園となり保存されていますが、発見された2時期の宮殿遺構のうち、前期難波宮は7世紀中頃の孝徳朝難波長柄豊碕宮(こうとくちょうなにわながらとよさきのみや)と考えられます。難波の地は、飛鳥から都を移し、大化改新の諸政策が実施されたまさにその舞台でした。
大化改新をめぐっては、その評価をめぐって長く論争が繰り返されてきました。前期難波宮は内裏・朝堂院を南北に連ね、その東西に官衙(かんが)を置く日本古代宮室の起源をなす画期的な王宮です。これこそ孝徳朝がめざした国家構想を体現するもので、大化改新が虚構でない最も明確な証拠となるものです。そこで、平成26年2月に実施した発掘60周年記念の学術シンポジウムに続き、難波宮跡と大化改新論について最新の研究成果に基づき再び議論します。
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